Jours heureux

とまぁ、スペイン語をとっている僕が


いきなりフランス語を口走ってます。


ジュール・ウールー、「幸せな日々」という意味。


この言葉は、浦沢直樹さんの「マスター・キートン」という漫画の、


「背中の裏街」という話に出てきます。


その回は、主人公、平賀キートン太一の父、太平が横浜の裏街に住んでいた時の話です。
(詳しくは、コミックスを読もう! 個人的には20世紀少年よりも名作だと思う)


裏街とは、辞書に載らないいわゆる俗語的なものです。


「まっとうでない生き方」をする人が暮らす街という意味だそうです。


漫画の中では、戦後間もない横浜の裏街は、


動物界の縮図として描かれています。


「動物界」です。


決して「人間界」ではない。


つまり、社会が形成されず、人は欲望のままに生きている状況。


ブログで秋葉原について書いたときも言いましたが、


技術が進めば進むほど、人の気配はだんだんと薄まります。


だからこそ、突然、人の強烈な欲望を見ると困惑しますよね。


でも、それを体験することは重要なのかも。


普段知ることができないことだからこそ、


それを学ぼうとすることは大切です。


まぁ、知りたくないものからは、目をそらしたくなるのが人情というもの。


しかし、ジュール・ウールーを過ごすには、


世の中のことをより知ったほうが、手っ取り早いはず。


これからは、いやなことも積極的に学んでいけるような気概をもって生きていこう。



大桟橋です。


研究船が出港するということで、


たくさんの人が見送りに来ていました。