特別警戒実施中

警察官立ち寄り所、テロ警戒中


監視カメラ作動中。


このようなステッカーを一度は目にしたことがあると思います。


他にも、JRの電子掲示板には「不審物や不審な人を見かけたら駅員までお知らせください」


といったものが表示されることがよくあります。


う〜ん。


いやだなぁ。


何か、常に誰かが、「日本は治安が悪いから警戒しなさい。」


「そして、君のことはいつも誰かが監視しているからね」って


言ってるみたい。


実際、監視カメラも激増しているし。


お互いが警戒しあうことを誰かが求めているのだろうか。


ステッカーを貼っている人自身は


防犯のためにやっているんだろうけど…。


現実に目を向けると、日本の治安は悪くありません。


相対的にですが。


治安がよさそうな気がするような北欧(スウェーデンノルウェー)は


日本よりも犯罪率が高いです。


この事実をもっと日本人は知るべきです。


ステッカーや監視カメラのおかげで犯罪を未然に防いでるなんて人もいるでしょうけど、


日本よりも犯罪率の高いアメリカやイギリスに、


監視カメラがないかといえば、そんなはずはない。


つまり、決定的な防犯能力をカメラやステッカーが持っているとは思えない。


一方で、「特別警戒中」の時間を長く過ごし、


たくさんのカメラに囲まれた生活に慣れつつある自分も確かにいる。


「慣れる」というのは、


気がつかないうちに物事に対する懐疑を失うことを意味しています。


つまり、「特別」が特別ではなくなる。


監視し、監視されることが当たり前になる。


いやな社会だなぁ。


まるで1984年。


芝公園の続き。


写真の入門書とかにある、


シャッター速度の解説写真的なもの撮ってみた。